給水方式について

 給水方式には、直結方式と貯水槽方式があり、具体的には給水栓の高さ、所要水量、使用用途、維持管理面等を考慮し決定します。

直結方式

 直結方式には、配水管の水圧による直結直圧式給水と給水管の途中に増圧給水設備を設ける直結増圧式給水があります。

 この方式は、貯留機能がないので水道の断減水により支障をきたす建物や、一時に多量の水を使用する、又は使用水量の変動が大きいなど、配水管の水圧低下をきたす建物及び、薬品等を使用する工場、事業所等は認められません。

■直結方式が認められない建物例

  • 入院施設を備える病院
  • ドライクリーニング店
  • 写真及び印刷・製版店
  • 石油取扱施設
  • 食品加工施設
  • めっきなどの事業を行う施設

 

直結直圧式給水

 直結直圧式給水は配水管の水圧で蛇口まで直接給水する方式であり、給水できる階層は最大で3階までとなります。

 

■3階建て建物への直結直圧式給水の主な適用条件

  • 1戸建住宅(二世帯住宅を含む)及び24戸以下の共同住宅等の建物
  • 口径75mm以上の配水管(水道管)が布設されている道路に面していること
  • 配水管の48時間水圧測定で、0.25メガパスカル以上の最小動水圧があること。

   ※詳細は3階建て建物への直結直圧施行基準 [255KB pdfファイル]
      ご覧ください。

 

直結増圧式給水 

 直結増圧式給水は、給水管の途中に増圧給水設備を設置し、建物ごとに給水管の圧力を増して給水する方式です。

 この方式は、直結直圧式給水では給水できない中高層建物へ直結での給水が可能となります。

 また、貯水タンク方式に比べ、配水管の圧力を有効活用するので省エネルギー効果があり、さらに、貯水タンクが不要なため、省スペース化が図れるとともに、タンク清掃等の衛生上の問題が解消できます。

 

■直結増圧式給水の主な適用条件

  • 階数15階程度以下で、143戸以下の共同住宅等の建物
  • 瞬時最大使用量が1分間あたり530リットル以下の建物
  • 配水管(水道管)の48時間水圧測定で、0.20メガパスカル以上の最小動水圧があること
  • 給水管の分岐口径は、配水管の2ランク以下の口径であること
  • 企業団が指定する給水管及び給水用具の分岐点は、下図のとおりです。

 

 

   ※詳細は直結増圧式給水施行基準.pdf [805KB pdfファイル]
      ご覧ください。

 

     

    貯水槽式給水

     貯水槽式給水は、配水管から給水管を経た水を一旦貯水タンクに貯留し、このタンクからポンプで給水する方式です。

     この方式は、配水管の圧力が変動しても給水圧、給水量を常に一定に保つことができ、また、タンクが使用水量の変動を調節できるので、一時的に多量の水を必要とする施設や使用水量の変動が大きい建物に必要となります。

     また、断水等の非常時に対応するため、入院施設を備える病院等は貯水槽が必要となります。

     なお、直結直圧式給水、直結増圧式給水が困難な共同住宅等について、特定集団住宅等として認定し貯水槽式給水を行っています。

     

    ※詳細は特定集団住宅等認定基準 [161KB pdfファイル]  を
       ご覧ください。